【目的別】採用成功率を上げるポイント一覧|新卒・中途からリファラル採用まで

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【目的別】採用成功率を上げるポイント一覧|新卒・中途からリファラル採用まで

2025年10月28日

【目的別】採用成功率を上げるポイント一覧|新卒・中途からリファラル採用まで

採用活動には新卒や中途をターゲットにしたものから、リファラル・出戻りといった推薦経路などによってもさまざまな方法があります。効率的かつ効果的に採用活動を進めるためには、それぞれの目的や成功のコツを押さえることが大切です。

この記事では130社以上の採用支援実績がある弊社ユウミの経験をもとに、新卒・中途採用やリファラル採用など、採用方法別の目的を解説します。目的別攻略法として、それぞれの採用成功率を上げるポイントもあわせて紹介するので、中小企業の人事担当者や採用担当者の方はぜひ参考にしてください。
ください。

【編著者】小口正史

株式会社日本経営や株式会社リクルートキャリア(現・株式会社リクルート)で、採用支援コンサルティング等に従事。福祉事業の開業支援コンサルティングを経て、採用コンサルティング会社に取締役として参画後、ユウミを設立。

独自理論による採用手法で、人口減少地域や高難易度職種の採用を次々に成功。過去4年で130社を支援し、顧客満足度・採用成功率ともに97%以上。現在スタッフ25名、随時75社ほどの企業様を継続支援し、多くの実績を上げている。

採用方法別の目的一覧

採用方法には、下表のようにさまざまなものがあります。

採用方法の例
1.属性別の採用方法 新卒採用/中途採用(若手・未経験者や経験者・有資格者)
2.ポジション別の採用方法 マネージャー採用
3.規模別の採用方法 大量採用
4.経路別の採用方法 縁故採用/リファラル採用/出戻り採用

それぞれの目的について振り返っていきましょう。

属性別の採用方法

属性別の採用方法としては、「新卒採用」と「中途採用」の2つが挙げられます。それぞれの目的は、下表の通りです。

新卒採用の目的 中途採用の目的
・幹部候補を見つけ、長期的な視点で育成する
・社風に馴染みやすい若手を取り込む
・若い発想や行動力で、組織に新しい刺激を与える
・即戦力を確保し、人員不足など目の前の課題を解決する
・専門的なスキルや経験をもつ人材を取り込み、組織を強化する

新卒採用では「将来を見据えた長期育成」、中途採用では「即戦力確保による課題の早期解決」が主な目的となります。
目的は異なりますが、いずれも求人原稿や媒体選定などにおいて戦略的に動かなければ、入社はおろか、応募すら集められない状況に陥ります。新卒・中途採用でよくある失敗例や成功しやすい企業の特徴について知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

ポジション別の採用方法

ポジション別の採用方法として挙げられる「マネージャー採用」の目的は、以下の通りです。


マネージャーの役割は、自社の目標を達成するために組織運営や人材管理を行うことにあります。そのため、一個人の目標を達成するだけではなく、チームや組織全体の成長を考えられる人材が適切です。
ただし、優秀なマネージャー人材はすでに他社で相応のポジション・待遇で活躍しており、転職する理由ができにくい傾向にあります。母数として少ない分、採用難易度が高くなるため、マネージャー人材を採用したい方は「【目的別攻略法】採用成功率を上げるポイント」を必ずチェックしましょう。

規模別の採用方法

規模別の採用方法として挙げられる「大量採用」の目的は、以下の2つです。


前者は新卒採用、後者は中途採用に多く見られる目的になります。事業拡大に伴い、拠点が増える際に大量採用を行うケースも少なくありません。
なお、企業規模が小さいにもかかわらず、採用人数が多い企業に負のイメージを抱く求職者も一定数います。そのイメージを払拭するためには大量採用の目的を明示しつつ、迅速かつ抜け漏れのない応募者対応が大切になってきます。

経路別の採用方法

経路別の採用方法としては、「縁故採用」「リファラル採用」「出戻り採用」の3つが挙げられます。それぞれの目的は、下表の通りです。

採用の目的
縁故採用 親族や知人など、信頼できる個人的つながりから人材を得る
リファラル採用 従業員の紹介を通じて、自社にマッチした人材を効率的に見つける
出戻り採用 業務や社風を理解している人材を再活用し、定着率も高める

縁故採用は地域密着型や家族経営の中小企業など、信頼ベースで人を選ぶ企業におすすめです。リファラル採用はマッチ度が高い人材を低コストで獲得したい場合に、出戻り採用は離職後も関係を維持できており、人材育成コストをできるだけ抑えたい場合に向いています。

【目的別攻略法】採用成功率を上げるポイント一覧

目的別攻略法として、以下5つの採用方法において成功率を上げるポイントを解説します。


なお、弊社ユウミでは上記の採用方法について多様な業界での支援実績があり、顧客満足度・採用成功率ともに97%以上を誇ります。自社に合った採用方法で人材不足を解消したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

若手・未経験者の採用

若手・未経験者採用の成功率を上げるポイントは、以下の4つです。


第一歩として必ず押さえておきたいのが、「若手・未経験者が重視する点」です。「安定している会社」が4年連続で増加しているなど、以前とは異なる傾向を把握しないことには、効果的な求人原稿は作れません。
若手・未経験者を採用するメリットや成功させるポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

経験者・有資格者の採用

経験者・有資格者採用の成功率を上げるポイントは、以下の2つです。


経験者・有資格者は採用難易度が上がる分、求人原稿や人材紹介会社の重要性が増します。そのため、実際に有資格者として転職してきた社員に対してインタビューし、他社との違いや自社ならではの良さも言語化することが大切です。また、人材紹介会社やダイレクトリクルーティングを利用している場合は洗い出した内容を共有し、スカウト文章などへ反映するよう働きかけましょう。

経験者・有資格者を採用するメリットや成功させるポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

マネージャー採用

マネージャー採用の成功率を上げるポイントは、以下の2つです。


マネージャー採用では必ずしも従業員として雇うのではなく、コンサル会社への委託や副業人材・フリーランス人材への依頼も視野に入れましょう。また、応募母数の拡大を図るうえでは、他社からの転職や他県・他市町村からの移住もしやすくなるよう、 U・Iターン補助金の取得サポートや借り上げ社宅の準備なども重要です。

マネージャー採用における人材像の決め方や成功させるポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

大量採用

大量採用の成功率を上げるポイントは、以下の4つです。


大量採用では多数の応募者と接する分、抜け漏れがないようにより入念な計画と管理が必要です。特に、KPIを可視化し、毎週状況を確認するようにしておけば、自然と最終日までに目標人数を採用できるようになります。

大量採用のメリット・デメリットや成功させるポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

縁故採用・リファラル採用・出戻り採用

縁故採用・リファラル採用・出戻り採用の成功率を上げるポイントは、下表の通りです。

採用成功率を上げるポイント
縁故採用 ・通常採用と同じ選考基準で評価する
・業務内容や求めるスキルレベルを明確に伝える
・採用理由を社内で説明し、従業員の納得感を作る
・評価や処遇は公平に行う
リファラル採用 ・褒賞を設定する
・紹介した人・された人の両方にメリットがあるようにする
・時期を絞ってキャンペーン化する
・会社の魅力や雇用条件を社員が語れるようなツール(※)を作る
・採用状況やリファラル採用の目的・目標を社長自ら語る
出戻り採用 ・出戻り採用専用のサービスを活用する
・退職するときにぎくしゃくしない
・また連絡したくなる関係にしておくこと
・退職した人に誰がアプローチするか決めておく など

※パンフレットや自社サイト


特にリファラル採用と出戻り採用は即戦力度・定着率が高いメリットがあり、多くの企業が取り入れている方法です。社内で明確な制度として確立しつつ、人事評価や教育体制を整備できれば、自社で長く活躍できる人材を着実に確保できるでしょう。

縁故採用・リファラル採用・出戻り採用の違いや成功させるポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

採用の目的別攻略法に関するよくある質問

最後に、採用の目的別攻略法でよくある質問と回答を紹介します。


質問①:中小企業におすすめの採用方法は?

中小企業におすすめの採用方法は下表の通り、目的によって変わります。

採用方法の例
即戦力を確保したい ・中途採用
・リファラル採用
・出戻り採用 など
将来の幹部候補を集めて育てたい ・新卒採用
・大量採用

採用コストを抑えたい場合は、特にリファラル採用がおすすめです。ただし、求人原稿を作り込めば、新卒・中途問わず無料の媒体でも応募者を集められます。求人原稿の作り方やポイントについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

質問②:採用を成功させるポイントは?

成功率を上げるポイントは、採用方法によって異なります。しかし、採用が成功しやすい企業には以下のような共通した特徴があります。

採用に対する意識 ・採用は簡単だと思っていない
・採用ハードルは下げるが、妥協はしない
・採用の仕事が「面白い」「楽しい」と思えている
社長や上層部の姿勢 ・経営者が「採用コスト」を「投資」と考えている
・経営層や幹部層が積極的に採用に関わっている
・社長や幹部の人柄に魅力がある
・社長が忙しすぎない
社内の人員体制 ・採用活動を実行できる人がいる
・1人ではなく、会社として取り組む
・人材関連の定期的なミーティングがある

採用活動を成功させるには、その土台として意識・姿勢や社内体制の改革が必須といえるでしょう。採用が成功しやすい企業の特徴について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

自社の目的に合った採用方法を選択しよう

採用方法は多岐にわたりますが、目的が明確になり、社内リソースと照らし合わせれば、おのずと選択すべきやり方が見えてきます。もちろん、1つだけに絞るのではなく、複数を組み合わせることも大切になります。採用の課題や自社に合った方法が分からないという場合は、プロへ依頼するのも1つの方法です。

なお、弊社ユウミでは「採用力=企業力×戦略力×改善力」という定義のもと、特に見落とされがちな「戦略力」と「改善力」に注目して支援しています。過去4年で130社をサポートし、顧客満足度・採用成功率ともに97%以上です。自社に合った採用方法で「今度こそ費用を無駄にせずに成功したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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